テッド チャン 息吹。 【映画『メッセージ』原作】世界的SF作家、テッド・チャンのおすすめ作品

【映画『メッセージ』原作】世界的SF作家、テッド・チャンのおすすめ作品

テッド チャン 息吹

「見えているのは、いまから二十年後のこの部屋です」 わたしは、砂漠で水の幻を見た人間のように目をしばたたきましたが、見えるものは変わりません。 それに匹敵するものがあるとしたら、あなたがたの宇宙があなたがたを生み出したという奇跡くらいのものだろう。 その点では、19世紀に誕生した社会を対象とした科学、すなわち「社会科学」と変わらない。 力の減少は、逆側から生じているにちがいない。 これに限らず、人は多くの時間を、生理現象に割かれています。 並行世界の自分は他人だ、という割り切りが必要だが、通信できる以上、割り切れないのが人情。

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テッド チャン 息吹

創作にあたって適当な冷却期間をもつことで、自身の存在を危うくする空想に対する命綱を身につける。 そうであるにも関わらず人が過去や未来を垣間見ようとする意義はどこにあるのか? という疑問が、アッバスとバシャラートの会話を通して丁寧に紐解かれてゆきます。 すなわち、われわれの周囲の大気圧が上昇しているのである。 グレッグ・イーガン「クリスタルの夜」も同じ雑誌に収録されていたので読みました。 本書は、映画『メッセージ』原作「あなたの人生の物語」の著者による最新短編集である。 言ってしまえば、タイプ(一般概念)とトークン(具体的現出物)の関係のようなもの。

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【新刊選】12月のおすすめの新刊|みみずくは螢の息吹で飛び立つ

テッド チャン 息吹

特定のスペースに接続するため、ハードウェアとしてのロボットに接続したソフトウェアであるAIが、パソコンを操作するというシーンはかなり印象に残る。 そのような計算論的宇宙観は、チャンの作品の背後に常に控えている。 過去から未来までのすべてのできごとが同時に認識される、という宇宙人の世界のルールに触れた彼女は、いつの間にか 彼女の娘の生涯を見通すことができるようになっていたのです。 もしかしたら、彼が寡作なのはそのためなのかもしれない。 自分が過去に行き、とある行動をする、というのを今記録等で知った場合、まだそれを行っていないなら、未来に行う事になる。 我々の世界とまったく異なる抽象度の世界を描き出しながら、そこで行われていく世界の謎に対する探求とそれが明らかになった時の感動、失敗への恐怖が丁寧に描き出されていて、世界を発見することの喜びを深い部分から追体験することができる、紛れもない傑作である。

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再びこの圧巻を、ぜひ。/邦訳『息吹』発売

テッド チャン 息吹

作品には物理や数学をモチーフにしたものが多い一方、やなどが登場するが、チャンは「現在 」と答えている。 ディジエントたちは成長の過程で学んだ様々な外的要素を計算式に取り込んで、デジタル空間上で自分で独自に計算を始める、つまり、思考し始める。 また、近未来AIモノという普通なSFもあり、逆に新鮮で驚く。 SFファンの方はもちろん、エモーショナルな作品や純文学が好きな方にもぜひ一度は読んでほしい、掛け値なしの名作です。 [書き手]冬木糸一(書評家). そうチャンは考えているようなのだ。 物語の語り手が書き残した手記は、いつかこの滅び去った世界の廃墟を訪れるかもしれない、どこか別の宇宙からの探検者へのメッセージでしめくくられています。

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『息吹』テッド・チャン(著)|ノベツ|note

テッド チャン 息吹

寡作の作家である。 神も存在するし、8千年前に世界が作られた証拠もある、という中、真実を追求する学者が息吹同様熱い。 そして彼らを生み出した企業に勤める2人の人間がディジエントたちと暮らす様子が語られる。 息吹 機械生命体が住む別宇宙の学者のお話。 すでに各所方面で絶賛されているので改めて詳しく書く必要もないかと思うほどですが、やはりは優れた作家だと認識させられる作品集です。 デイシーという研究者が、全自動ナニー、つまり子守ロボットを作ったという話。 「みかん」と発声する世界はもはや存在しない。

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「息吹」書評 AIの世界で人間の本質問うSF|好書好日

テッド チャン 息吹

特に難しいコンセプトを明晰にするのに心が惹かれるの。 パラメータを変えることで異常な状況を演出し、それを通じてことの本質に迫り、読者により深い理解に達してもらおうとする。 オムファロス ジャンルとしては生物学と進化論かな。 人にわかりやすく説明することが第一のモチベーションなのである。 「哲学的小説」と呼ばれるワケ 実はチャン自身、そうした思いつきのいくつかを、SFというフィクションではなく、思索的なエッセイのようなノンフィクションで書いてみようと試みたことが何度かあるらしい。 世界中で時計が遅れ始めたというミステリー要素が登場。 自由意思は簡単に否定できる 生理現象について少し考えてみれば分かります。

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【人間理解を深める珠玉のSF短編集】息吹

テッド チャン 息吹

もはや、宇宙をつくったり潰したりするぐらいでは驚きすらされず地味とかいわれてしまうイーガンさん。 そのため、チャンのSFは半ば必然的に「哲学的小説」と呼ばれてしまう。 作品のテーマは、いってみれば「存在賛歌」でしょうか。 こういう問題提起が本当にうまい。 おかげで幸運にも私たちは彼の小説に出会うことができた。 (・・・)全部で18篇の中短篇しか発表していない。

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